大手三之門 弁護士 宮岡孝之
大手三之門に進みます。
今は三の丸尚蔵館から地続きです。
かつては下乗御門が架かっており、橋から内堀を望むと、二の丸巽奥三重櫓、東多聞櫓等の防御の櫓が連なっていたようです。
この橋では、御三家以外の大名はここで駕籠を降りなければならず、「下馬」の高札が立てられていました。
このため下乗御門と呼ばれたとのことです。
下乗御門を渡ると、大手三之門があり、その右手に大手三之門を警護する与力、同心が詰めていた同心番所があります。
同心とは、奉行、所司代、大番頭などの配下に属し、与力の下で庶務・警備の仕事をした役人のことです。
この建物は現存する数少ない江戸時代に建築されたものです。
弁護士 宮岡 孝之
写真(上)下乗橋番所付近から内堀北奥を見る(HP:e国宝より)
写真(下)大手三之門(宮岡撮影)