中之門を通ると直ぐに大番所があります。
この番所は江戸城に入る最後の番所です。
城門のすぐ近くにあることから、出入りする者の検問や門の開閉が任務であったと言われています。
大番所の右側には15段の石段があります。
これは、中之門を破って侵入した敵に対して側面から鉄砲を放つために設けられたものです。
大番所から次の中雀門跡まで、現在はアスファルトで舗装されていますが、
江戸時代は階段状になっており、階段の高さも幅もそれぞれ異なり、侵入を困難にしたということです。
現在は清水門から城内に入る階段の形状と同じということなります。
弁護士 宮岡 孝之